証明写真のお作法(切り方・貼り方)
新卒だろうが転職だろうが、就活必須アイテムである証明写真。
応募書類に中でひときわ目立つポジションであり、人事担当者が必ず見る証明写真。
求人に応募する際の証明写真は、きちんと写真館で撮影したものがベスト・・・・と話すことが多いですが、
特に転職等の場合は、街のスピード写真機を使う人が多いのでは?
昨今は、スマホやアプリで撮影した写真をコンビニでプリントアウトして使用する人も結構多いと思います。
実際、最近の証明写真アプリは優秀です✨
さすがに写真加工機能の使用は、立場上おすすめできませんが
背景をブルースクリーンに自動で変更できたりスピード写真機のように明るさ調整は可能!!
…っと話がそれました。
証明写真の印象良く撮影する方法・・・・的な話もきちんとしたいのですが、
そっちは色んなサイトにもポイントが載ってるんで
☆05号☆としては、あえて今回は、「証明写真のお作法」と題して
切り方・貼り方をピックアップ。
みなさん、証明写真ってどうやって貼り付けています?そして、どうやって切っていますか?
この貼り方・切り方は、映り方以上に、
応募者の性格が透けてみえやすいポイントです。
フリーハンドでハサミでチョキチョキとかやってませんよね?
写真裏面に名前を書く時、筆圧が強すぎて表面に書き後が残ったりとかしてませんか?
サイズを間違えたり、斜めになったり等いい加減な切り方は、応募企業・人事担当者へマイナス印象を与えてしまいます。
以下のステップで丁寧に切り貼りしましょう♪
ステップ1 道具を準備
●切れ味のいいカッターナイフ
切れ味の悪いカッターだと写真の断面がギザギザ・がたがたになってしまうので注意して下さい。
普通のカッターで切るのが苦手な方は、ロータリーカッターもオススメ♪
最近は、安価なペーパーカッター(裁断機)も出てるので、サイズや曲がらないように注意すればとっても便利です。
●定規
カッティング定規がおすすめ。個人的には、アルミやステンレス製のL字定規(DIYだと曲尺って言うよね)もおすすめです。
●カッティングマット(カッターマット)
無い時はダンボール等の厚紙を利用するといいとは思いますが、キレイに切るなら断然、カッティングマットは必須。
●スティックのりorテープのりor写真用テープ
●薄い鉛筆(2Hとか4Hとか)または、ボールペン
●油性ペン ※ボールペンはNG
ステップ2 必要なサイズを確認
まずは、使用する書類に必要な証明写真のサイズをしっかり確認しましょう。
≪履歴書の場合≫
タテ36~40mm、ヨコ24~30mmが標準です。
指定サイズが無いなら、タテ40mm×ヨコ30mmがベスト♪
応募先指定の履歴書の場合は、大きめの写真サイズになっていることもあるので注意が必要です。
余談ですが、WEB履歴書・エントリーシートの場合は、ピクセル指定されることが多いかと思います。
基本は4:3の比で、縦560px × 横420px または、縦600px × 横450px で指定されることが多いです。
ステップ3 サイズに合わせて切る
証明写真にガイドラインがあるものは、カッティングマットのマス目に併せて置きます。
ガイドラインが無い場合は、写真裏面にボールペンや鉛筆で薄く線を定規で引いてから、カッティングマットに載せます。
ちなみに、切りたいと思うサイズの0.5mm~1mmくらい外側に定規をあてて、カッターで切るとイイ感じに仕上がります。
ボールペンでガイドラインを書く場合も同様にして下さいね。
ちなみに・・・カッターでカットする時のコツは、1回で一気に切るのはNG!
力任せで切ると、写真がズレて斜めに切れて失敗する確率が上がります。
何度か刃を滑らせてから丁寧に切った方が、綺麗な断面になりますよ~。
定規に刃をあてるときは、垂直にまっすぐまたは、刃を定規の気持ち内側にあてることと
縦切りが基本です。横に切るのは紙も手も滑ってズレやすいのです。
ハサミは、曲がったり斜めになったりと真っすぐ切りにくいのでおすすめしません。
一気によく切れる大きめのハサミであればありですが・・・・。
ロータリーカッターを使う場合は、L字定規よりも直線定規の方が刃を角まで当てやすいです。
ペーパーカッターの場合は、小刻みに切るよりは一気に刃を下した方がきれいですが、
勢いよく刃を下ろしすぎると斜めになるので気をつけて下さい。何回か厚紙で練習してから切った方がいいかも。
こちらの場合も切りたいサイズの気持ち外側に刃を入れて切って下さい。
写真を抑えている時にズレそうなら、メンディングテープ等で少しだけ固定して下さい。
写真表面にテープを貼ると剝がす時にインクがとれたり、ヨレ・シワが寄ったりするので固定する場所に気を付けて下さいね。
※ちなみに軽いヨレ・シワならアイロン(スチーム)でキレイになる場合もあります。
ステップ4 写真の裏に名前を書く
写真に裏には必ず名前を書きましょう。万が一、途中で写真が剥がれて誰のものか分からないと書類不備とされて不採用になってしまいます。
ちなみに、ボールペンで書くと筆圧によって、表面に痕がついてしまいます。加えて、水性だと糊等で文字が消えてしまうこともあるので、ボールペン以外の油性サインペンがよいと思います。
ステップ5 丁寧にのりで貼る
丁寧にのりで貼りましょう!はみ出さないように気を付けて下さいね。
スティックのりでもOKですが、テープのりの方が、糊のカスが付きにくいと思います。
写真用のテープがベストですが、丁寧にサイズにあわせてカットした両面テープでもOK。
普通のテープや液体のりオススメしません。
細かい所まで手を抜かずにマナーを守ることで、真剣さや就労意欲などが応募先企業に伝わります。
時々、使いまわした証明写真の履歴書で応募しようとする方がいますが、
枚数に限りあるから大切に・・・という気持ちは確かに分からなくもないですが
一度使用した証明写真って、「あ~使いまわしだな・・・」と結構な確率で見破れますし、印象がとてもすこぶる悪いです。
できるだけ、他に代替案が全く無くて、本当にどうしてもやむを得ない事情があった場合のみ以外は
写真の使いまわしはしないで頂きたいと思います。
さて、今回は、証明写真の切り方・貼り方でしたが、
そのうち証明写真の写し方についても記事にしたいなと思います。
冒頭で書いた、写真アプリでの証明写真については
証明写真に特化したアプリ且つ、スマホの画質次第では便利かつコストを抑えることができるし、仕上がりも綺麗です。
実際に使用している就活生、転職者や資格等の受験票・証明書、マイナンバーに使用している人も多くいるので
☆05号☆個人的には全面NGとは言いきれません。
ただ、長く人事採用をしている担当者から見れば、写真館で撮影した写真かそうでないかは見破れます。
アプリの利用の仕方としては、写真が苦手な人の練習用としてや服装の映り方チェック用として活用するなどがいいかもしれません。
ただ、やっぱりプロに撮影してもらった写真の方が良い写真になる確率は高いです。
※☆05号☆大学の受験票用に学校指定の写真館で撮影し「血色良く見えるようにしとくね~」と言われてお任せしたらオカメインコみたなチーク風がほっぺたの写真が出来上がりました。その後の学生証は卒業までオカメインコ☆05号☆が輝いていたという黒歴史があります。。。それ以来、写真館も用途によって使い分けるようになりました。
用途によって、写真館かスピード写真機かアプリか…等を使い分けてもいい時代になっていると思います。
人事担当者が応募書類で必ず目が行く「証明写真」だからこそ
マナーを守って好印象を持ってもらいたいですよね♪