就活何から始めればいい?~高校生の就職活動・スケジュール編~
もう4月も終わりではありますが、高校生の皆さんは、春の進路希望調査が終わったあたりかなと思います。
すでに就職と進路を決めている高校生はモチロンですが、
進学か就職かで迷う高校生や、進学と決めた高校生にも知ってもらいたい!
高校生の就職活動。
「就活っていつから始めればいいかな~?」
「今、何をすればいいんだろ?」
そんな風に思っている人、思ったことがある人、沢山いると思います。
何から手をつけていいかワカラナイと迷った時、
まず初めにやって欲しいのは、全体のスケジュール確認とルールの把握です。
なぜスケジュールの確認が必要かというと、
そのスケジュールに合わせて、「いつまでに何を準備すればいいのか?」が見えてくるからです。
例えば、部活の大きな大会に行く場合、
その大会に向けて、身体・メンタルをどう仕上げていくかとか練習内容を決めていったり、
当日は何時に集合して、持ち物はアレコレで・・・とか、移動手段を決めたり、大会の会場をチェックしたり…等、前もって準備しますよね。
就職活動も同じです。(進学に決めてもスケジュール把握・管理の必要性は同じ!)
予め、全体のスケジュール把握し、準備すること(ルールを知ること)で、焦らず計画的に就職活動を進めていくことができます。
特に、高校生の就職活動は、学業に支障がないように配慮し、社会経験の少ない高校生を守るために
大学生の就職活動と異なり、短期決戦且つ、厳格なルールが決められています。
主な高校生の就職ルール
■ 一人一社制 | 一定期間が過ぎるまでは、1人の生徒が応募できる企業を1社に限定する制度。複数応募可能になる期間については、都道府県によって異なります。大学生の就職活動のように、何社も応募することは原則できません。
※一部の県では、当初から3社程度までの複数応募可能な場合や見直しを考えている自治体もあります。 |
■ 学校斡旋 | 主として、「学校斡旋」と呼ばれる学校の推薦を受けて応募することが一般的。「自己斡旋」や「縁故就職」もありますが、就職後の労働条件等のトラブルに職業安定所や学校が間にはいることができるのに対し、「自己斡旋」や「縁故就職」の場合は、それが難しくなることもあります。
学校によっても、基本的には「学校斡旋」で生徒への就職指導を行っているので、多くの高校生は、学校斡旋を利用していることが多いです。 |
■ 生徒への直接連絡禁止 | 大卒や中途採用の場合、面接の日程調整や合否などについて、企業から生徒へ直接電話やメールにて連絡をとることは原則禁止されています。 |
■ 書類のみ採否の禁止 | 高校生の採用において、書類選考のみで採否を決定することは原則禁止されています。 |
とかとか。。。。他にもいくつかありますが、大学生の就職活動とは異なる、独特のルールが決められています。
ここ数年は、高校生向けの就職サイトも出てきて、学校推薦枠(学校斡旋)だけでなく民間サービスも利用できるような一般活動枠を用いた就職活動や制度の見直し等の動きもでてきていますが、まだまだ学校斡旋が主流です。
高校生の就職スケジュール
2023年3月卒(2022年4月時点で高校3年生等)のスケジュールをジョブカフェ気仙のイベントを入れたカタチで図にしてみました。
これは、ジョブカフェ気仙で作成したスケジュールですが、各学校でもあらかじめ進路のスケジュールを渡されていると思うので、一緒にみて下さいね!
※画像をクリックするとPDFで見れます。
上記のスケジュールを見てもわかるように、高校生の就職活動は、
求人票の公開>応募先決定>応募>面接までの期間が、
実質1か月半程度と非常にタイトです。
なので、
「なんだ~求人票が見れるの7月からなら、ヨユー」
とか、のんびりしてられません。
求人票が公開されてから、面接まではあっという間です。
いざ、応募先を決める際に、業界研究や職種研究を全くやってないとか、
履歴書作成や面接対策のための自己分析やってなかったとか
のちのち困るのは自分です。泣くのも自分。
応募先企業は待ってくれないし、
事前に準備している人たちは、どんどん進んでいきます。
そうならない為に!
7月の求人公開されるまでの間に、以下のことを準備しておきましょう。
自己分析 | ●自分の強み・弱み、長所・短所を把握する
●仕事をする上で、自分が何を大切にしているかの価値観を知る ●ある程度の希望就業条件(給与・休日・福利厚生・就業希望エリアなど) |
業界・企業研究 | ●高卒で就職できる業界・職種を【知る】こと。
●就業希望エリアに興味のある業界・企業があるか?過去に高校求人を出したことがあるかどうかなど |
希望職種候補をピックアップ | ●自分がやってみたい・やりたいなどの興味のある職種を複数ピックアップして、優先順位をつけておく。最低でも3つほど候補を出すと安心かも。 |
☆求人票の見方をチェック | ●求人票の見方をチェックして、進路指導室等にある前年度の高卒求人を見て慣れておくこと
これ!ネットで検索してもあまり出てこないのですが、カフェの高校チーム担当も生徒に指導しているくらい大事なポイント。高校生の求人票は、ハローワークで見れる一般求人票と異なる仕様です。見慣れてポイントを抑えておくことで、求人票が公開後、応募先を決めやすくなります。 |
業界や職種研究、希望職種は、複数行っておくことをオススメします。
「俺は●●●職・●●●業界1本だ!」とか決めていてもいいのですが、
もしも、希望の就業エリアにその職種がなかったら、どうしますか?
もしも、希望職種があっても、希望の就業条件に合わなかったらどうしますか?
予定変更せざるおえない時に慌てないためにも、
いくつか候補を出しておくことが、就職成功への近道です。
スケジュール管理は、社会人の基本です。
高校生の就職活動の段階から、しっかりとスケジュールを把握・準備しておくことで、
新社会人になった時にも役立ちますよ♪
☆05号☆さんは、基本的には、どんぶり🍚勘定ですが、仕事でもプライベートでも、ここはキメるという案件に関しては、しっかりとスケジュールを立てて、タヌキの皮算用しつつ実行します。若いころは、営業でその皮算用の目論見が外れて慌てふためきましたが(;´∀`)
スケジュールを管理するのが苦手でも、ざっくりとしたスケジュールをとりあえず立てておくだけで、行動って変わってきますよ!ノートや手帳で管理できる人なら、一言日記とかもつけておくと、心を落ち着かせる効果や「これだけ準備したから大丈夫」という自信にもつながるのでおすすめです。