20答法での自己分析
自己分析、自己分析、自己分析。
学校の先生や進路指導、ジョブカフェの支援員から「自己分析しなさい!」と言われるものの
「でも自己分析ってどうやればいいんだろう?」
と迷ったりしませんか?
☆05号☆もカフェで相談対応する際に、「自己分析してみましょう」と話しをすると
相談者さんが、ハテナを3つも4つも頭の上に出してる表情をよく見ます。
そんな風に迷ってしまう人が多いです。
さて、自己分析方法は沢山あります。
ひとたび、ネットで検索すれば、ここでも紹介したようなjobtag(職業情報提供サイト)や就職支援サイト等に適正診断が沢山ありますし、
小・中・高校や大学・専門学校などの実体験を振り返る自分史づくり・モチベーションマップなど、本当に色々あります。
今回は、数ある自己分析方法の中でも、紙とペンさえ用意すればスグにできる☆手軽さ抜群!
しかも回答時間は5~10分(但し、その後の思考時間は人それぞれ)という
20答法( Who am I?テスト)という心理テストの方法をご紹介してみます♪
気軽にできる方法なので、就活生・転職希望者はモチロン、進学先を決めるきっかけにしたり
社会人になっても、その時点での自分をきちんと振り返ることやキャリアを考えるためにもバッチリ使えます!
覚えておいて損はナイヨー!
20答法( Who am I?テスト)
20答法とは、アメリカの心理学者であるクーニー博士とマックパーランド博士が理論に則って開発した心理手法です。
その時々の心理状態や内面部の成熟度合を知ることができる方法で、自己理解をするために使われることが多いです。
自己分析じゃないじゃんとか言わないでね💦そもそも、自己理解できなきゃ分析できないのです。
さぁ実際にやってみましょう!
方法は、いたって簡単♪
紙に、1~20までの番号を記入し、
「私は、 です。」という文章を、制限時間は、5分(10分)の中で記入し、ひたすら20個完成させて下さい。
「私は男性です」「私は陸上が好きです」「私は、頑固です」・・・などなど、思つくまま、悩み・理想・夢どんなことでもOKなので、思いつく順に記入して下さいね。
きちんと自己理解をするために、解答する上での注意点は2つ。
● 他人の目や評価を意識して記入しない
● 正直にありのままに記入すること。
2つのことを意識して、さっそく書き出してみましょう!
下の図をクリックすると解答用紙がダウンロードできるので、それをプリントして使ってもOKですよ~。
20個上げてみましたか?
『自分のことだもん。自分が一番わかっているはず』と思いがちですが、
最初は、すらすらっと記入できても、後半は、手が止まりそうになったのでは?
実際に取り組んでみると、20個回答するのは大変ですよね。
このテストは、心理学の中では「投影法」の一つの手法で、簡単で答えがない質問に対して無意識に自分の中の本当の姿を表現しやすくなります。
20個解答が出来上がったら、今度は、評価していきましょう♪
多くの場合、回答の最初は、「男である」「女である」などの外面的な事実やプロフィール、その次に自分自身の能力や性格、欲求など内面的な回答になっていくことが多いです。
この20答法を使用して自己分析する場合のチェックポイントとしては、
内面的な情報の回答数と内面的な情報が出てきた順番(タイミング)です。
内面的な情報って、自分自身を理解していないとナカナカ出てこないものです。
例えば、自分自身の成熟度を知るなら、内面的な情報が、どの順番・タイミングからで出てきたかで表されます。
1~20の解答の中で、早い段階で内面的な情報が出てきて、回答数も多いのであれば、その人は、自分自身についてきちんと見つめる力をもっていて精神的に成熟していると評価されます。
逆に、なかなか内面情報が出てこなかった場合や回答数が少ない場合は、精神的に少し幼さがある人(冷静になれない、客観的にみれない等)や、自分自身を抑えてしまう傾向が強い人(素直になれない)が多いかもしれません。
また、一般的には
回答 1~5 | 事実・プロフィールなど個人の特性 |
回答 6~14 | 意識化されている欲求や願望、生育歴、セルフイメージ |
回答 15~20 | 無意識的な欲求や抑圧された悩み |
上記のような傾向があるそうです。
多少、回答の順番は前後するかもしれませんが、後半にいくほど、自分自身の隠れた本音や願望が出やすいようですよ!
上記以外の評価の仕方以外にも、1~20までの回答を、以下の4項目に分類して分析する方法もあります。
■ プロフィール(事実)
■ 興味・関心(または無関心)
■ 長所と短所
■ 願望と悩み
この場合は、回答の順番については考えなくてOK。
各項目に回答を分類していくと、自分が理解していなかった【長所・短所】や【願望・悩み】を見つけることができます。
そして、そこに改善点を見つけることもできたりします。改善できるなら改善した方がいいですしね!
逆に、【プロフィール(事実)】だけがズラズラと沢山あるなら、自分のことをきちんと理解できていないので、更に掘り下げて他の自己分析と掛け合わせていくといいと思います。
この20答法は、インタビュー形式で2人1組で受け答えするやり方や、「私は、」の部分を「あなたは、・・・・・です」「●●さん(相手の名前)は、・・・・・です」に変えてみても面白い結果が出てきたりしますよ!他己分析・理解から自分を知る方法です。
同じように、「私は、」の部分を、志望先や興味のある会社名に変えて、企業研究に役立てることもできます。(企業研究に使うなら20個には拘らなくてもOKです)
どうでしょう?
思い立った時にすぐできる20答法の自己分析♪
☆05号☆は、気持ちを整理したい時にも、なぜなぜ分析と併せながらちょっと応用しながら使ってます😊
ちなみに【なぜなぜ分析】ってちゃんとした名前ですからねー。もともとは、トヨタの生産方式の一環ですからー!
コチラの方は、また機会があったら紹介しますね♪