一言一句回答丸暗記はNG
高校生の就職試験まであと2週間くらい。
ジョブカフェの高校チームも面接対策で出ずっぱり(高校訪問)な毎日を過ごしています。
毎年恒例のような面接練習の中で、
毎年恒例のように指導しているのが、「回答を丸暗記するな」です。
面接は、だいたいの人は緊張します。
緊張でパニックになって頭真っ白からのダンマリコース行き先迷走特急・・・・そんな風になりたくないと、緊張対策のために、回答を事前に考えておくことはは悪いコトではない。
でも、回答を考えておくことと丸暗記することは違います。
丸暗記って、想像以上に面接官にはバレやすい。
思い出しながら話せば、言葉は詰まります。なんとなく棒読みにもなりやすいです。
例えば、
思い出そうとするから、目線は左上動きがちになります。
「ん?左上側?虫でも飛んでる?」なんて、面接なれしている面接官は思いません。
「あ~思い出そうとしてるんだろうな。。。」と感じるでしょう。
また、用意した回答以外の質問をされると、やはり言葉につまって回答できなくなり会話が広がりません。
あと、回答が単調・・・というか棒読みになってしまいがちなので、言葉に感情がのりにくく
「この会社で頑張りたい!入社したい!」という熱意が面接官に伝わりにくくなります。
面接は、口述試験ではありません。コミュニケーションの場です。
緊張対策のために、回答を一言一句丸暗記しただけで、入社した熱意・意思はホンモノだとしても、
暗記しなければ言えない志望動機って、本気じゃない人と思われても仕方ない。
暗記しなければ回答を言えないなら、きちんと応募する準備をしてこない人と思われても仕方ない。
本気で面接に望んでこないなら、信頼はできない人と思われても仕方ない。
丸暗記の回答で与えるデメリットの方が大きいですよね。
それでも、回答を一言一句覚えないと話せないというならば、暗記ではなく本気で暗唱しましょう。
声に出して感情を乗せて何度も何度も丸暗唱しましょう。
丸暗唱して覚えたなら、体に染みつくようなものなので、掛け算の九九のようにスラスラと話すことができるはず。
当然、思い出す必要がないので目線も動きません。
暗唱するうちに、自分の言葉に近くなってきます。そして、感情を乗せるくらい操れるようになります。
ただ、それが面接直前までにできるかと言えば、できる人より難しい人の方が圧倒的に多い。
時間的余裕のある人向けです。
暗記が悪いとは言いません。
回答を準備するために、ポイントだけ暗記することはOK。
伝えたい内容や話したい内容だけを覚えておく方が、自分の言葉で話すことができるので想定外の質問にも対応しやすいですよ!
参考になるかどうかはわかりませんが、
☆05号☆が転職活動をする時に、回答練習で実践していた方法は以下です。
①よく出る質問項目に対する回答を箇条書きで書き出す
よく出る質問項目は学校とかでも教えてもらえると思いますが、高校生なら主に以下でしょうか。
● この会社を選んだ理由は?(志望動機)
● 自己紹介
● 長所と短所
● 学生時代がんばったこと
● 会社見学の感想
● 逆質問
文章で書かずに、話す項目だけをパパっと書いてしまいます。
② ①で書いた話す項目について、エピソードや具体例等を考えて書き出す。
話すなら「〇〇〇〇ですとか言おうかなぁ~」なんて妄想しながら書きます。
ポイントは、深堀しておくことです。なぜ?なぜ?を繰り返すのですが、それについては別なコラムで書きますね。
③ 時間を計りながら実際の面接の場面を思い浮かべて、文章を構成して話してみる。
だいたい、1つの回答を1分以内に話せるようにしてます。
④ ③で話した内容を精査。
ごちゃごちゃとした回答になってしまったらなら、スッキリとまとめるか、あえて別エピソードにしてしまう。自信のある項目の方が話しやすいので。
⑤ イメージトレーニングしつつ、実践して確認。
誰かに面接官役をお願いしたり、スマホやボイレコで録音してみる。
と、①~⑤までやったあとは、ざっくりとした面接の流れ・マナーを復習したり、
鏡を正面、斜めに置いて目線チェック&笑顔チェック。
自撮りで一番いい角度探すみたいに、ベストな笑顔や真面目な表情を探したり、全力表情顔あいうえおでストレッチしたりです。
顎関節が悪かった時は、口を大きく開けるストレッチをしすぎて、顎が締まりにくくなった時もありました。
多少、たどたどしい話し方になったとしても、自分の言葉できちんと伝えることができれば、相応に面接官も評価してくれます。
ぜひ頑張ってみて下さいね!
※ちなみに、笑顔の作り方のコラムはこちら
ミッキー・ラッキー・ハッピー♪